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トリニティ ☆ あさもりのりひこ No.25

 1945年,アメリカは3個の原子爆弾を完成させました。

 リトルボーイ,ファットマン,トリニティです。

 1945年7月16日,アメリカ合衆国ニューメキシコ州アラモゴルトの砂漠で,人類が初めて原子爆弾を爆発させました。

 このとき,爆発したのがトリニティでした。

 その後,8月6日には,広島にリトルボーイが投下され,8月9日には,長崎にファットマンが投下されました。

 

 自然界に存在する元素で,核分裂する元素はウランだけです。

 ただし,自然界に存在するウランには,ウラン238とウラン235の2種類があります。

 ウラン238が99.3%を占めていて,ウラン235は0.7%しかありません。

 核分裂するのはウラン235です。

 ウラン238は核分裂しません。

 そして,核爆発を起こすためには,ウラン235の濃度を高めて3~5%にする必要があります。

 この技術を濃縮といいます。

 ウラン濃縮の技術で作られた原子爆弾がリトルボーイでした。

 

ウラン235は核分裂をして中性子を放出します。

 ウラン238は中性子を吸収してプルトニウム239に変わります。

 プルトニウム239は自然界に存在しませんが,核分裂するのです。

 ウラン238からプルトニウム239をつくる機械を原子炉といいます。

 「原子炉」は電気を作るための機械ではありません。

 

 ウランが核分裂すると約200種類の核分裂生成物(死の灰)ができます。

 核分裂生成物は,原子炉から出た使用済み核燃料の中に詰め込まれています。

 使用済み核燃料からプルトニウム239を取り出すことを再処理といいます。

 プルトニウムから作られた原子爆弾がファットマンとトリニティでした。

 

 原子爆弾を作るには,濃縮,原子炉,再処理の技術が必要です。

 核兵器を所持していない国で,濃縮,原子炉,再処理の3つの技術を全部持っている国がひとつあります。

 日本です。

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コメント: 2
  • #1

    発電と核反応を分けま正太郎 (木曜日, 11 7月 2013 22:41)

    とても分かりやすく興味深い事実です。そして、その三つの技術による直接的な被害を経験したのも唯一、日本。
    いま風にたとえるなら、三本の矢を点に向けて放ったら、自らに刺さったとでも言うのでしょうか。

  • #2

    朝守令彦 (金曜日, 12 7月 2013 08:24)

    日本政府は核武装を肯定している,ということですね。