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1979年10月6日,長谷川和彦監督の「太陽を盗んだ男」が公開されました。
主人公の名前は城戸誠,高校の理科の教師。
刑事の名前は山下満州男。
城戸誠を沢田研二,山下警部を菅原文太が演じました。
チョイ役で風間杜夫と西田敏行が出ています。
34年前,沢田研二は人気絶頂の歌手,菅原文太は任侠映画の大スターでした。
高校の教師がひとりで原子爆弾を作って,警察と対決するというストーリー。
当時,「太陽を盗んだ男」を観るまで,売れっ子のタレントにビッグネームのベテラン俳優をからませたB級映画だと思っていました。
場末の映画館で,2本立ての1本として,ついでに観た覚えがあります。
ところが,「太陽を盗んだ男」は本物でした。
脚本,撮影,音楽,編集どれをとっても一流です。
「元素記号Pu,プルトニウム239,人類がつくった最悪の物質です」
「科学じゃない,現実のはなしをしてるんですよ」
「ゆっくり,おはなし,しましょうよ」
「赤か黒か,バクチしてみるかい,山下さん」
印象的なセリフも満載です。
長谷川和彦が監督した映画は,「青春の殺人者」と「太陽を盗んだ男」の2本しかありません。
しかし,長谷川和彦は,この2本の作品で日本映画史に燦然と輝く足跡を残したのです。
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