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七人の侍 その2 ☆ あさもりのりひこ No.77

高堂国典
高堂国典

 今から60年前の1954年4月26日,1本の映画が公開されました。

 その映画は「七人の侍」,監督は黒澤明。

 

 「七人の侍」の魅力のひとつは,侍たちの個性が活きていることです。

 七人の役名と演じた俳優はつぎのとおり。

 勘兵衛(かんべえ)   志村喬

 菊千代(きくちよ)   三船敏郎

 勝四郎(かつしろう)  木村功

 五郎兵衛(ごろべえ)  稲葉義男

 七郎次(しちろうじ)  加東大介

 平八(へいはち)    千秋実

 久蔵(きゅうぞう)   宮口精二

 

 この主役だけでなく,村人や野武士そのほかの脇役も個性豊かで見応えがあります。

 映画の中で,村人は,野武士のことを「のぶせり(野伏せり)」といいます。

 

 村の長老である儀作(ぎさく)を演じたのは高堂国典(こうどうくにのり)。

 村人からは「じさま(爺様)」と呼ばれています。

 

 野武士が村に来て作物を奪い取っていくことから,村人たちはどうしたらいいかわからずに悲嘆に暮れて絶望しています。

 そんなときに「じさま」が野武士とたたかうことを決めて,一喝します

 

 『やるべし!

 

 村人が戦い方を知らないと言うと「じさま」が言います。

『さむれぇ,やとうだ』

 自分が子どもの時に,この山村へ逃げのびてくる途中で,野武士に襲われて焼かれていない村は,侍を雇った村だけだった,というのです。

 

 村人は,百姓が侍を雇うなんて聞いたこともない,と反対します。

 百姓に雇われるような侍はいない,と。

 すると「じさま」は

『はらがすきゃあ,クマも山をおりるだ』

と言います。

 

 また,村人が,娘たちが侍に目がない,と心配すると「じさま」は

 『のぶせり来るだぞぉ。首が飛ぶちゅうときに,ヒゲの心配してどうするだ』

と言います。

 

 赤塚不二夫のマンガのキャラクターに「べし」というカエルがでてきます。

 この「べし」は,「七人の侍」の「じさま」のセリフから名付けられたそうです。

 

赤塚不二夫の「べし」
赤塚不二夫の「べし」