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なら法律事務所
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2013年9月6~7日,福島県郡山市を訪れました。
そのときの服装について書きます。
まず,トランクスとアンダーシャツは紙製の使い捨てタイプ。
カッターシャツはいつも仕事で着ている白シャツの中で一番古いもの。
スラックスは,綿パンでこれも一番古いもの。
バンドも一番古いもの。
ハンカチは薄くて使い勝手が悪いもの。
靴下も履き古したもの。
靴は,ジョギングシューズでずいぶん使い込んで,かかとはすり切れ,横には穴も開いているもの。
2013年9月6日,事務所に荷物を置いてから出かけました。
奈良県橿原市で空間の放射線量を測定すると,地上1メートルで0.05μSv/h,地面で0.06μSv/hです。
福島県内で訪れたところの空間放射線量をはかりました。
福島駅西口 0.256μSv/h
浪江駅前(地面の落ち葉) 7.2μSv/h
飯舘村の帰還困難区域(バスの車内) 7.8μSv/h
飯舘村の帰還困難区域(駐車場の隅) 8.6μSv/h
郡山駅前(バスの車内) 0.3μSv/h
郡山市内のホテル周辺(路上1メートル)0.3~0.4μSv/h
郡山市内の21世紀記念公園
(地上1メートル)0.5~0.6μSv/h
(地面:芝生の上)1.3μSv/h
0.3μSv/hを1年間あびると郡山市で320人がやがてガンで死にます。
福島第一原発が爆発してから3年半が過ぎようとしています。
郡山市民のうち1120人が,福島第一原発から出た放射性物質のために,やがてガンで死ぬことになります。
赤ちゃん(0才児)は放射線の感受性が高いので,大人の4倍も危険です。
郡山市で生まれた赤ちゃんのうち毎年10人が,福島第一原発から出た放射性物質のために,やがてガンで死ぬことになります。
2013年9月7日,事務所にもどると,トランクス,アンダーシャツ,カッターシャツ,スラックス,バンド,ハンカチ,靴下,そして靴を脱いで,すべてゴミ袋に入れました。
そして,置いていた衣服などに着替えました。
ゴミ袋はすぐにゴミ捨て場に持って行きました。
放射性物質に汚染された服装のまま自宅に帰るのは危険だからです。
最後に,小出裕章さんが『100年後の人々へ』(集英社新書)に書かれていることばを引用します。
「1平方メートル当たり4万ベクレルを超えて汚染されているところは,法律を守るのであれば放射線管理区域にしなければいけません。
福島市や郡山市,千葉県の流山市や柏市,それから東京の奥多摩の一部なども,すでにそうした汚染を受けています。
本当は人が住んではいけない場所だと私は思います。」
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