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なら法律事務所

 

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世をおさめ,民をすくう ☆ あさもりのりひこ No.98

毎朝,朝食を作ります。

1年のうち,360回くらいは作ってます。

日曜日は,朝・昼・晩と三食作ることもあります。

私が作る食事は,おいしい。

 

息子が修学旅行で台湾に行ってきました。

台湾は食べ物がおいしいと聞いていたので,子どもにたずねました。

「メシ,どうやった?」

「まずかった」

「えっ!」

意外な答えを聞いて,旅行会社が費用を安く押さえるために,悪い店に連れて行ったのか,と思いました。

しかし,よく考えると,200人分以上の食事を一度に作る,ということは,大量に同じ料理をつくるんだから画一的な食事になってしまうんですね。

 

今の日本は,大量に生産して,大量に消費する世界です。

そうすると画一的な物しかできない。

心のこもった手作りの料理を作る店はあります。

小さなサイズですが,おいしい本物の料理を食べることができます。

大は小を兼ねない。

 

現在,世界のグローバル化が声高く叫ばれています。

今回の衆議院総選挙で,公約のひとつとして「経済の成長」を掲げている政党があります。

「定常状態の経済」を公約にしている政党ってあるんでしょうか?

「定常状態の経済」とは,生産と消費を繰り返しつつ同じ経済状態を再現し続ける経済のことです。

 

そもそも「経済」とは「経世済民(經世濟民)」という言葉から来ています。

『世を經(おさ)め,民を濟(すく)う』という意味です。

本来はより広く政治・統治・行政全般をさす言葉なのです。

太宰春台の「経済録」(18世紀前半)には『凡(およそ)天下國家を治むるを經濟と云,世を經め民を濟う義なり』とあるそうです。

 

いつから「経済」は金儲けが第一になってしまったのでしょう。

 

『知足安分』という言葉があります。

足ることを知り,分に安んずることです。

満足することを知らないと,どんなに豊かであっても安らぐことはありません。