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クリストファー・プラマー ☆ あさもりのりひこ No.114

映画「ある日どこかで」(1980年)は脚本家リチャードと女優エリーズの時空を超えた恋物語である。

エリーズのマネージャーであるWF・ロビンソンを演じたのはクリストファー・プラマー。

このとき,クリストファー・プラマーは50才。

 エリーズを一人前の女優に育てた厳格なマネジャーをスマートに演じていた。

 

クリストファー・プラマーは「ある日どこかで」の前年に「ハノーバー・ストリート」(1979年)に出演している。

 映画「ハノーバー・ストリート」はハリソン・フォード演じる軍人デイビッドとレスリー・アン・ダウン演じる人妻の渋い悲恋の物語り。

 クリストファー・プラマーは,レスリー・アン・ダウン演じる人妻の夫ポールの役。

 

 ポールは軍人で,デイビッドの上官であるという設定。

デイビッドとポールは2人でドイツ軍の占領区域に侵入する任務を遂行することになる,というのがミソ。

 このときのクリストファー・プラマーは,変装したドイツ軍の軍服がよく似合っていた。

ハリソン・フォードは「スター・ウォーズ」(第1作 エピソード4)でハン・ソロを演じた2年後で,鷹のように精悍である。

 

映画「サウンド・オブ・ミュージック」(1965年)で,7人の子どもたちを笛(ホイッスル)で呼ぶ父親のゲオルク・トラップ大佐を演じたのが,クリストファー・プラマーである。

 

「サウンド・オブ・ミュージック」は実話に基づく物語で,実際にトラップ大佐は,子どもたちを呼ぶのに笛を使っていたそうである。

映画では,やんちゃな子どもたちを軍隊式にしつける厳格な父親の象徴として呼び笛(ホイッスル)が使われていた。

実際は,トラップ家の家屋敷は広くて,声が届かないので,呼び笛を使っていたのだという。

 

 「サウンド・オブ・ミュージック」でトラップ大佐を演じたとき,クリストファー・プラマーは35才。

 ジュリー・アンドリュース演じるマリアと恋におちる役であった。

 

 映画「サウンド・オブ・ミュージック」が公開されたのは1965年。

 今年は,50周年である。