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TVで「宇宙戦艦ヤマト」が放映されたのは,1974年10月から1975年3月まで。
原作は松本零士。
映画「宇宙戦艦ヤマト」が公開されたのが1977年8月6日。
映画「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」が公開されたのが1978年8月5日。
当時,朝守令彦は18才。
映画館に観に行きましたよ。
スクリーンに花束は投げなかったけど。
「銀河鉄道999」は,1977年から1981年にかけて「少年キング」に連載された松本零士のマンガである。
「銀河鉄道999」は,連載中にアニメ映画化された。
第1作「銀河鉄道999」は1979年8月4日公開。
第2作「さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅」は1981年8月1日公開。
監督は2作とも「りん たろう」。
1970年代後半から1980年代にかけて,松本零士はブームだった。
「さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅」は,星野鉄郎が,惑星プロメシュームの心臓部に,ドクター・バンが入ったカプセルを投げ込むシーンが最後の山場である。
「ロード・オブ・ザ・リング」で魔王サウロンの指輪を「滅びの山」の火口に投げ入れるのと似ている。
もっとも鉄郎の場合は,ストーリーがストレートなので,フロドのような葛藤がなくて,わかりやすい。
「銀河鉄道999」が「宇宙戦艦ヤマト」とちがってわかりにくいのはメーテルの存在である。
第1作でも第2作でも最後にメーテルは鉄郎と別れる。
鉄道の駅での別れというと,デビッド・リーンの「旅情」を思い出す。
「旅情」は大人の映画ですが。
「銀河鉄道999」で,メーテルはなぜ鉄郎と別れるか。
映画ではその理由については描かれていない。
「銀河鉄道999」は星野鉄郎という少年の夢と冒険を描いている。
少年は,心躍らせる冒険を夢見る。
しかし,少年は,永遠に少年のままでいることはできない。
大人になるのだ。
鉄郎が夢見る心躍る冒険,これをメーテルが象徴している。
メーテルは青春の夢である。
鉄郎は,メーテルと旅をし,そして,メーテルを卒業しなければならないのである。
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