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2012年(平成24年)4月27日、自由民主党が「日本国憲法改正草案」を決定した。
2016年7月10日に投票が行われる参議院通常選挙で、与党が議席の3分の2を占めると、この草案に沿って憲法が改正される。
この草案を読むと、自民党、公明党、おおさか維新の会、日本のこころを大切にする党に投票したら日本がどんな国になるのかが見えてくる。
というわけで、自由民主党の「日本国憲法改正草案」のポイントを押さえておく。
【 改正 】
現行憲法96条は「この憲法の改正は、各議院の総議員の3分の2以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承諾を経なければならない。」と規定している。
これに対して、改正案は、国会の発議の要件を「過半数の賛成」で足りるとして、要件を緩めて改正しやすくした。
これは「国のあるべきかたち」はその都度の統治者や市場の都合でどんどん変えればいい、という考えに基づくものである。
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