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なら法律事務所

 

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五島つばきマラソン ☆ あさもりのりひこ No.510

2月22日(木)夜、ランニングマシーンで走る。

時速11キロで30分間。

これで、レース前のトレーニングは終わり。

 

2月23日(金)早朝、体幹トレーニングと柔軟体操をする。

東京出張である。

午前8時59分に近鉄大和八木駅を出る。

午後1時から5時まで、東京・市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷で会議に出席する。

午後9時2分に近鉄大和八木駅に戻る。

 

2月24日(土)長崎へ移動する。

近鉄大和八木駅を午前8時9分に出て、五島福江空港に午後1時35分に着く。

福江港で参加受付を済ませて、バスで三井楽(みいらく)へ。

西光荘(さいこうそう)に泊まる。

定宿である。

 

2月25日(日)第18回五島つばきマラソンを走る。

五島つばきマラソンは3年連続3回目の出場である。

2016年は6時間43分37秒。

2017年は6時間56分28秒。

 

夜明け前から雨が降り続いている。

西光荘から会場である「遣唐使ふるさと館」まで歩いて5、6分。

参加賞でいただいた青色のランニングシャツを着て、No.429のゼッケンを付けている。

今年のシャツの背中には「ここが我慢のしどころだ」と書いてある。

 

午前9時スタート。

腕時計を自宅に忘れてきたので時間を確認できない。

ほかのランナーの言葉を聞いて、最初の5キロを30分くらいで通過したことを知る。

調子はいい。

10キロくらい走ったところで、右膝の裏側が張ってくる。

が~ん!

去年はランナー膝で左右の膝の外側の痛みと闘いながら走った。

「今年は右膝の裏かよ!」という気持ちになる。

この張りは「気のせいだ」と思うことにする。

痙攣予防のために、携帯していた芍薬甘草湯ゼリーを飲む。

 

中間地点を2時間26分30秒で通過する。

雨は、ときどき強くなって、帽子の鐔から滴が滴り落ちる。

しかし、ほとんどは小雨で気にならない。

右膝の裏は張っているが、痛みは酷くならない。

25キロを過ぎたころから、左のふくらはぎも張ってくる。

スピードは落ちたが、歩くほどではない。

腕を振って、視線を上げて、フォームをチェックして、走り続ける。

30キロから40キロまでがキツかった。

40キロ走をやったときの地元のコースを思い出して、「あと残りこのくらい」という距離感をイメージしてひたすら走る。

 

沿道では雨の中、傘を差して、住民のみなさんが応援してくれる。

手を振って、「ありがとうございます!」「がんばります!」と答えると元気が出る。

給水所で、ゼッケンを見せると、スタッフの肩が「あさもりさん!奈良県から!」と声をかけてくれる。

 

35キロを過ぎて、これは最後まで走れる、という手応え(足応え)を感じる。

だいぶ消耗していたが、ここが我慢のしどころだ。

40キロの表示を見て、身体に力が甦る。

最後の力を振り絞って走る。

ゴール!

タイムは5時間30分52秒。

一度も歩かなかった。

完走である。

 

会場に足湯が設けてあるので、両足を浸ける。

気持ちいい。

食事も用意してある。

無料で食べ放題である。

五島豚のソテー、近大まぐろの刺身、鬼鯖寿司、五島うどんなどをいただく。

おいしい。

 

6回目のフルマラソンで文字通り完走できた。

タイムも自己ベストである。

 

これでやっとスタートラインに立てた、と思う。