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ボクシングと減量 ☆ あさもりのりひこ No.555

2018年4月15日、WBC世界フライ級タイトルマッチが行われた。

チャンピオン比嘉大悟は、前日の計量で、フライ級のリミット50.8キロを900グラムオーバーして、王座を剥奪された。

 

2018年5月25日、WBA世界バンタム級タイトルマッチが行われた。

挑戦者井上尚弥が、チャンピオンのジェイミー・マクドネルを1ラウンド1分52秒でTKOして、3階級制覇を成し遂げた。

バンタム級のリミットは53.5キロ。

マクドネル、井上ともに前日の計量はクリアした。

当日の計量で、マクドネルは12キロ、井上は6キロ増えていた。

前日の正式計量のあとで、水分と食べ物を摂るために体重が増える。

しかし、12キロというのは極端である。

 

ちばてつやの漫画「あしたのジョー」(1967年~1973年)でも過酷な減量が描かれている。

主人公の矢吹丈は、バンタム級のボクサーである。

ボクサーは、成長して、筋肉が付いてくると減量が苦しくなる。

矢吹丈も体重が落ちなくなって、最後の何百グラムかを落とすのに苦しむ。

矢吹丈は、最後の手段として、下剤を飲んで、トイレだかシャワールームだかで糞尿を垂れ流して倒れている姿が描かれている。

 

矢吹丈のライバルである力石徹は、普段はウエルター級の体重がある身体を絞ってライト級で闘っている。

力石徹は、矢吹丈と闘うために、ライト級からフェザー級を通り越してバンタム級まで体重を落とす。

その減量の描写が凄まじい。

水を飲みたくなることを見越して、力石徹は、自ら水道の蛇口を針金で縛る。

夜、飢えと渇きに半狂乱になった力石徹が、水道の水を飲もうとして、蛇口が縛ってあるので暴れるシーンがある。

また、力石徹が、1日分の食事としてリンゴ1個を貪り喰う場面も印象に残っている。

 

プロボクシングの世界で、ボクサーの減量は過酷である。

それは、今も昔も変わらない。