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なら法律事務所
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2020年8月21日(金)、明日香ビオマルシェに「ベジリパ」が出店していた。
「ベジリパ」のカウンターのど真ん中に『マスクメロン』が鎮座坐(ましま)している。
明日香ビオマルシェは「無農薬」「有機栽培」が“売り”なので、果物は少ない。
その明日香ビオマルシェに『マスクメロン』が登場したのである。
『マスクメロン』に吸い寄せられた朝守は、「ベジリパ」の芳村さんに『これは売り物であろうか?』と尋ねた。
芳村さんは、今日は売らない、来週売る、と言う。
なぜならば、熟していないから。
その『マスクメロン』は収穫したばかりで、1週間から10日熟成させると美味しくなるのだそうである。
そして、1週間後の8月28日(金)、朝守は、明日香ビオマルシェの会場に着くなり、「ベジリパ」のブースに直行した。
カウンターには『マスクメロン』が2個並んでおられる。
でかい!
でかメロンである。
芳村さんが丹精込めて作った無農薬・有機栽培の『マスクメロン』を1個買った。
2000円である。
安い!!
芳村さんから、収穫したところなので1週間から10日経ってから食べるように念を押された。
『マスクメロン』の下部(お尻)を指で押すと凹むくらい柔らかくなって、プ~ンと甘い香りがしてきたら食べ頃だそうな。
朝守は『マスクメロン』を押し頂いて持ち帰り、仏壇にお供えして、然るべき時を待つことにした。
待つこと10日間。
そして、9月7日(月)、時は来た。
『マスクメロン』の下部(お尻)はまだ固い。
甘い香りも余りしない。
しかし、もう、我慢できない。
ついに『マスクメロン』を切る。
サクサクと包丁が気持ちよく入る。
橙色の果肉が美しい。
甘い香りが立ち上る。
半分に切って、一つは冷蔵庫に保存する。
残りをさらに半分の半分、つまり全体の8分の1に切る。
皮を切り落として、果肉だけにする。
三日月型の果肉を6~7つに切って、食する。
美味しい。
甘すぎないところがいい。
甘すぎると、食べた後、喉がイガイガするのだ。
月曜日と火曜日で平らげた。
ごちそうさまでした。
芳村さんは、来年は『マスクメロン』をたくさん作るそうである。
1年後が楽しみである。