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奈良の柿

本日11月16日は、事務局の担当日です。

気温が下がってきて、木々が色づいてきましたね。

紅葉より先に色づくのが、柿ですよね。

先月より、立派な柿をたくさん頂きましたので、ちょっと柿について、みなさんにお伝えしようと思います。

奈良の富有柿
奈良の富有柿

奈良県は、古くから柿の産地であるのは、みなさんご存じでしょうか?

近年では、日本の柿の生産地のトップ3に入るらしいです。

特に五條市、合併前の西吉野は有名です。

柿の生産の歴史は、古くはヤマト王権の時代から栽培されていたといわれ、万葉歌人で有名な柿本人麻呂は、屋敷に柿の木があったので柿本と名乗っていたとか。

藤原宮(694710年)遺跡から柿の種子が多量に発見されたり、平城京(710784年)遺跡から柿の値段を書いた木簡が発掘されたりしているそうです。

近年では、奈良を訪れた正岡子規が読んだ「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」にあるように奈良の柿は有名だったのですね。

正岡子規が食べたのは、奈良県御所市が発祥と言われている御所柿の様です。

柿はそもそも原産地とされる中国から伝わったようですが、昔から「柿が赤くなると、医者が青くなる」ということわざに使われるように、柿は栄養価の高い果物として扱われたようです。

私は、よく母親からお酒を飲んだ後や二日酔いに良いと聞かされていましたが、それはカリウムによる利尿作用かなと思います。

その栄養は、多くが皮と実の間にあるので、食べにくいとは思いますが、皮と一緒に食べた方が栄養価を多く取れる様です。

完熟の奈良の富有柿
完熟の奈良の富有柿

余談ですが、以前スペインに行った際に、柿の話になり、スペイン語では何と言うのかを聞いたら、「caqui」と書いて、「カキ」と発音するそうです。意外と国際的に通用するようです。

でも英語では、「persimmon」と書いて、「パースィモン」です。

柿に興味をもたれ、もう少し知りたい方は、五條市に在る「柿博物館(住所:奈良県五條市西吉野町湯塩1345/電話番号:0747-24-0061)」に行ってみて下さい。

今なら産地で、まだ獲れたての柿や柿のデザートなどを食べられると思います。