相続の準備と手続は早めに！

本日は事務局が担当です。

暑い日が続きますが、８月で夏真っ盛りだからと思って、気持ちだけでも余裕を持てるように考えてはいかがでしょうか？

 

この時期は、まもなくお盆だからと、色々と周りに言われます。

今は、大阪市内に住み、かなり交際範囲も狭まってきたように思いますが。

私の生まれ育った山間の地域では、親戚や普段の交際の範囲が広い様に思います。

そして、親や周り身内にこの時期に色々頼まれるのが、「どこそこの家は、今年が初盆だから・・・」との言葉です。

それを言われ頼まれると、初盆の御供を届ける役目が回ってきます。

普段、怠っている交際のツケが一気に負ってきます。

そして、届ける先に連絡し、訪問すると、普段の溜まった話しが洪水の様に語られます。

 

そんな時に、尋ねられるのが、私が法律事務所で仕事をしているからでしょうが、相続手続についての相談です。

その話しを聞いて、思うのが、もう少しこんなことをしておけば良かったのにと思うことがいくつもあります。

中でも、不動産等の遺産の名義を何代も前に亡くなった方になった状況で今に至っていることが結構あります。

不動産については、今年の４月から相続登記の義務化が始まっており、全く名義変更の手続をしなければ、罰則を受けることになりかねません。

 

それで、先の様な時には、主たる当事者の人に、「遺産（名義が変わっていない不動産等）は、何があるのか？」、「誰が法定相続人になるのか」をまず調べるように話します。

遺産の処理を放置していると、放置している期間の長さに比例するように法定相続人を調べるだけでも、時間、手間、費用が結構かかります。

 

是非皆さんも、自分に関係がある相続手続が放置されてないか、お盆を期に、見直してみてはいかがでしょうか？

 

何事も早めの対処と手続が、色々と負担が少なくてすみますよ。