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なら法律事務所
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本日、3月24日は事務局が担当です。
近鉄八木駅付近は快晴で、風が少し柔らかさを帯びてきました。
街のどこかでふと桜の開花が見られるようになりました。
つぼみが色づき始め、まだ閉じていても、枝先だけが春の気配を先取りしているようです。
その小さな変化に、毎年のように胸を突かれる思いがします。
冬の間、私たちは厚いコートに身を包み、どこか心まで縮こまっていましたが、色づいた桜のつぼみや開花を見るだけで、少し背筋が伸びるのは不思議ですね。

桜の開花は、いつも唐突です。昨日までつぼみだったのに、次の朝の光を浴びた瞬間、まるで「もういいでしょう」と言わんばかりに一斉に花を開くように思えます。
人はよく「満開」を待ち望むように思いますが、私はむしろ咲き始めから八分咲きまでの頃が好きです。
枝のあいだからのぞく淡い桃色が、これから始まる新年度を静かに予告しているようで、胸の奥がそっと温まります。
桜が咲くと、普段はうつむきがちな通勤路でも、誰もが少しだけ顔を上げ、スマートフォンをしまい、足を止め、見上げるように思います。
ほんの数秒でも、桜は人の時間を奪い、心を春へと誘うようです。
忙しさに追われていると季節の移ろいを見逃してしまいがちですが、桜はそれを許さないのか、それともあまりにも短い命だからこそ、私たちに「今」を見つめるよう促しているのかもしれません。
桜の開花は、自然がくれる小さな合図です。
冬の間に閉じていた心を、そろそろ開いてもいいのだと。新しいことを始める勇気や、誰かに言えなかった言葉を口にする力を、桜はそっと背中から押してくれるように思います。
今年もまた桜が咲き、私たちもまた上を向き、少しずつ道を拓いていくのだと思います。